宮若の家

敷地前面に立った時に奥に連なる山々と空が大変美しい場所だと感じました。敷地面積や駐車台数の制約から建物は総2階建となりましたが、建物中央にスリットを設けてボリュームを分割することで意図的に「抜け」を作り、道路からの景観に配慮しています。道路を通る人からもガラス越しに奥の空を感じることができます。住宅はあくまでも個人の利益が最優先されるべきものかもしれませんが、可能であればそこにささやかな公共性を持たせたいと常に考えています。

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